2010年12月30日

パニック防止の工夫・その3

散歩中に犬が興奮しずぎると
飛び出し事故やケンカになりやすいです。

今回の工夫2点は、
仮父母が保護犬を散歩させるときに実践している
保護犬の興奮を高めないようにする工夫です。

3、ガウガウ犬に近づけない
散歩中によその犬にガウガウされたら、さっさと通り過ぎます。
その時、リードをチョンと引きます。保護犬への信号です。
リードを使って信号を送ることで、保護犬の注意を
ガウガウ犬から飼い主のほうに向けさせます。
その結果、
保護犬の視線をガウガウ犬からそらすことができます。
犬同士の睨み合いはトラブルの元なので。

4、「止まれ」でやり過ごす
車、バイク、自転車、人、犬が向かいから来たら、
「止まれ」と声を掛け、道の端に止まってやり過ごします。
なるべく保護犬は歩道側に、リードは短く。
犬は前方の視界が開けていると興奮しやすいのですが、
対象物との間に飼い主が入ることで安心しやすいです。

犬とすれ違うこと、犬に視線を外させることについて
トレーナー原ますみさんがブログで紹介しています。

原ますみさんのブログ「マナ〜」2006年02月18日
「私は犬同士がすれ違うな〜って思ったら、まず、
リードを短くして、犬達をお座りさせます。
うちの犬がすれ違う犬を目で追って、興奮するようであれば、
オフアテンションのコマンドを出します。
犬から視線を外して、私の顔を見るように仕向けるんです。
視線を外して上げることで、犬は興奮しません。」

原ますみさんのブログ、特に楽天ブログのほうは
とても参考になります。
仮父母の工夫はここから得られたものばかりです。
ぜひご一読を。

1215nihiki04.jpg
   仮父の「止まれ」で止まる2匹。リードは短めです。


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2010年12月29日

パニック防止の工夫・その2

2、飼い主が驚かさない、飼い主自身が驚かない

保護犬には怖がり、ビビリが多いです。
保護犬はビックリをきっかけに
興奮が急激に高まり、パニックになってしまうことがあります。
クピィなんて未だに、
木の葉が舞っただけでビビッて逃げようとします。

いきなり来るものに犬が驚くのはしかたがないとして
飼い主が原因であるビックリと興奮増大はなくすことができます。

飼い主は急な動きをしないようにします。
急に走り出すとか、急に抱っことかはダメ。
保護犬はビックリ、混乱してしまいます。
はじめに犬に「走ろう」「抱っこだよ」と声を掛ければ、
言葉は分からなくてもたいていは大丈夫。

飼い主は驚かない・驚いたそぶりは見せないようにします。
飼い主のビックリは犬にうつります。
飼い主が驚いた声を出せば、犬はその声に反応してしまいます。
特にビビリ犬の場合、
犬のビビりに飼い主が慌てたのでは、
犬がさらに興奮してパニックになりますから、
飼い主はいつも平常心で。


それじゃあ、
公園でも路地でもなくて、ビビリ犬でもなくて、
飼い主が平常心で、犬にビックリも興奮もさせないなら
ノーリードでOKか?

いやいやダメです。下の例を読んで下さい。
やはり成犬譲渡の会の元保護犬のケースです。

活動ブログ「守ってもらえなかった約束」20080816

うわーん、慣れたら怖いよ、イイコほど怖いよ〜!
この話を読んだ時、仮父母はガクブルでした。
必ず命綱を握って平常心ですよ〜。

次回は「パニック防止の工夫・その3」です。


1105kuro.jpg
ダブルリードでクロスケ(旧梅丸)とお兄ちゃんの散歩。


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2010年12月28日

恐怖のノーリード

パニックになった犬を見たことありますか?
犬がパニックになると、名前を呼んでも耳に入らないし
飼い主の存在も忘れてしまいます。

さて、恐怖のノーリード話、3連発です。
成犬譲渡の会のWさんが私たちによくしてくれる話、
どれも成犬譲渡の会出身の元保護犬たちの本当の話です。
(犬種や状況などは、ぼかしてあります)

1.公園から消えたPちゃん
飼い主Aさんはいつもの公園へ小型犬Pちゃんと散歩に。
広場では犬友たちがリードなしで楽しそうに遊んでいました。
「リード外して遊ばせたら?」
「公園で自由にできないなんてかわいそうよ」
犬友の飼い主さんたちから勧められて、
AさんはPちゃんのリードを外しました。
Pちゃんは犬友たちに囲まれて楽しそうに・・・・・と思ったら
どうも様子が違います。
Pちゃんは寄ってくる犬たちから逃れようと右往左往、
犬友たちは嬉しくってPちゃんを追い回す、
Aさんや他の飼い主さんたちがアレアレと言ってる間に
Pちゃんは広場から遠くの茂みに走り込んでしまい、
今も行方不明のままです。

2.大型犬に追いつめられて
小型犬Qちゃんは飼い主Bさんにずいぶんなれて、呼び戻しもOK。
公園ではいつものようにQちゃんのリードを外し
ボールを投げて持って来い遊びをしていたところ、
いつもは見かけない大型犬がやって来ました。
大型犬はノーリードで、飼い主の姿はありませんでした。
大型犬はQちゃんのお尻を嗅いで挨拶、
でもQちゃんは大型犬が怖くて跳び退きました。
すると大型犬は面白がってQちゃんを追い回し始めました。
BさんはQちゃんを確保しようと
名前を叫びながら必死に追いかけますが、
Bさんは2匹に追いつけません。
そのうち、Qちゃんは止まって地面に固まってしまいました。
大型犬はQちゃんの臭いをフンと嗅いで、
どこかに行ってしまいました。
「ああよかった」と
追いついたBさんがQちゃんを抱き上げると
Qちゃんはすでに心臓麻痺で亡くなっていました。

3.ここなら安全と思っていたのに
小型犬Rちゃんは、飼い主Cさんの言うことをよく聞きます。
Cさんがこっちと言えばこちらへ、あっちと言えばあちらへ。
Cさん宅の周りは狭い路地で車も入れないので
RちゃんはCさんの前になり後になりしてリードなしで散歩です。
ある日、いつものように路地を散歩していると、
ヤンキーバイクが路地に迷い込んできました。
ババババババーン!
Rちゃんは驚いて走りだしました。
路地を抜け、車の通る道路を横切る・・・・幸い車は来なくて
Cさんがほっとしたのも束の間、Rちゃんは道路わきの線路内へ。
線路の間でRちゃんは固まってしまいました。
Cさんがいくら呼んでもRちゃんはブルブルしてるだけ。
そしてRちゃんはCさんの目の前で・・・・・・


いずれも、ノーリード禁止の場所で、
リードをしていれば防げた事故です。
もし、これらの出来事が
ノーリードOKの場所であったとしても、
事故を防ぐのは、たった1本のリードだけです。

次回は「パニック防止の工夫・その2」です。
(すみません、なるべく早くアップするよう努力します)

1220dai001.jpg
絡まってますがダブルリードです。細ロープは首輪についてます。


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2010年12月27日

パニック防止の工夫・その1

1、ダブルリードで安心を

犬を飼った人なら一度は経験あるでしょう、
何かの拍子に手からするりとリードが外れる
「するリード」
犬がイヤイヤしながらバッグしたときに
「首輪・ハーネスすっぽ抜け」

ビックリ、ヒヤッとしますよね。
慌てて地面のリードを掴もうとして、手を擦り剥くし・・・・
頭のいい犬は一度すっぽ抜けを覚えると、
またやろうとするんですよねー。

犬が離れてしまうと、飼い主はかなり慌てます。
外に慣れてない保護犬は、いきなりのフリーに
興奮して走り出したり、逆に恐怖で固まったりします。
ここで飼い主が興奮して大声で名前を呼んだり、
急に追いかけたりすると、
犬はますます興奮してパニックに!・・・・・おお!想像したくない!

「するリード」「すっぽ抜け」の予防策はダブルリードです。
リードを2本つけます。1つは首輪、もう1つはハーネスです。
2つあれば万が一、
1本放しても、首輪かハーネスのどちらかが抜けても、
リードが噛み切られても、犬を確保できます。なにより、
飼い主が安心していられますので、
犬も落ち着いて散歩できます。

リードを1本にするのは、せめて
「呼び戻し」が出来るようになってからがいいです。
呼び戻しできるまで半年から1年はかかりますが、
大事な愛犬のために2重の安全策を用意したいです。

じゃあ、呼び戻しが百発百中になったら、リードなしでも大丈夫か?
それは絶対ダメです。ふつうの犬でも禁止、保護犬は絶対禁止です!
なぜダメなのか?
次回のブログ「恐怖のノーリード」で説明します。
(24h後くらいにアップします。それまで仮父の記事でお楽しみを)


ウンチ取りで「するリード」しがちです。
ウンチを取るときには、片足でリードを踏むといいです。
犬がウンチを踏んでしまうのも防げます。
1227sururi.jpg
この場合、手にリードをもっとしっかり掛けたほうがいいです。


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保護犬のパニック

保護犬(預かり犬)は、
捕獲されて保健所へ来た犬、
飼い主に保健所へ捨てられた犬、
繁殖業者からレスキューされた犬・・・・
いろんなケースがあるのですが、
ボランティアと新しい飼い主さんがケアすると
みんないい犬になるんですよねー。
新しいおうちで「最初からウチのコ」みたいになるんです。

ところで、保護犬の中には、
繁殖業者のケージの中でしか生活したことが無いために
散歩が全くできなかったり、他の犬を怖がったりする犬もいます。
そんな犬は、徐々に外の世界に慣れていくのですが、
慣れないうちに、恐怖が高じたり激しく驚いたりして、
パニック(極度の興奮状態)を起こすこともあります。
家の外で犬がパニックになると、思わぬ事故につながりやすいです。

せっかく救った犬ですから、事故は未然に防ぎたい!
そこで
保護犬の事故防止のために、仮父母が実践している
(1)保護犬のパニック防止の工夫
(2)パニックになったときの対処法
をまとめてみました。

(次のブログ「パニック防止の工夫・その1」に続く)
(すみません、たぶん24h後です)

1227kupi1.jpg
      バス停で何かに驚いて跳び退くクピィ。
      気を緩めると車道に出て危険です。


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